おいしくご賞味頂く為に

おいしくコーヒーをいただく為には、産地や厳選農家、焙煎鮮度はもちろん、抽出するための器具類、お湯の温度管理も不可欠ですが、ここでもう一つ忘れがちな重要な要素があります。 どれだけおいしいコーヒーだとしても、飲用する水硬度が高いと、水中に含まれるミネラル分でコーヒーの成分が阻害され、コーヒー本来の味が再現されにくくなります。 多くの方が誤解しているミネラルには、無機ミネラルと有機ミネラルがあり、自然界には両方混在しており無機ミネラルには鉄・鉛・水銀・アルミニウム・ヒ素・放射性物質と多々あり、特に井戸水・地下水で飲用される方は注意する事をお勧めします。 TDSテスターという市販の水硬度測定器がありますので、一度飲用する水質を計測される事をお勧めします。TDS値30以下の軟水で飲用する事が美味しく頂くコツです。 美味しいと評判のコーヒーを購入しても、違う水質の場所で飲用するとそうでもなかったという事例が多くあります。 また、硬水地域では味覚や味ブレの他に、抽出器具の劣化やマシントラブルに大きく起因します。 コーヒー・紅茶に限らず全ての飲料はよく謳われるpH値より、飲用する水硬度を計測する事がより需要な要素になります。 豆のままで食するのであれば、味は豆の質と焙煎のよしあしで決まるかもしれませんが、コーヒーとしての飲み物は抽出油分と水だけで出来ています。水を介して抽出する過程においては水質が重要な要素となる事を気にかけて頂くと幸いです。